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moon illusion

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 8月22日のオープンキャンパス。心理学科では恒例の実験デモンストレーションを行いました。とくに高校生の関心を惹いたのは、鏡映描写(鏡を見ながら迷路をたどる実験)、逆さメガネ(プリズムで上下逆転がされた世界で行動できるか)、それに各種の錯視現象でした。これらの実験の意味は心理学の専門科目でそれぞれ触れるとして、ここでは「月の錯視moon illusion」の話を。
 アリストテレスの時代から、地平に沈む月が大きく見えることはよく知られていました。映画「E.T.」で、巨大な月の前を横切る自転車のシーンを覚えている人も多いでしょう。月の錯視は天体を舞台にしたじつにダイナミックで不思議な現象なのですが、じつはいまだに明確に解決されたといえる錯視ではないのです。
 月の大きさの視直径はおよそ31分。手を伸ばして持った5円玉(金銭的に余裕のある人は50円玉でもOK)の穴の大きさに等しい。だから、山の端にかかった、すごく大きく見える月に5円玉を重ねてみると、驚くべきことにちょうど穴の中に入る!この不思議が「千古の謎」と言われてきた所以なのです。
 アリストテレスやプトレマイオスがこの問題を考え出して以来、月の錯視に関する仮説は20以上も提案されていますが、どうやら月をどこの距離で知覚しているか、知覚された大きさと距離の関係という複雑な問題が絡んでいるのです。 
 満月の下にいると、とくに誰かとふたりでいると、ロマンティックにもルナティックにもなるようですが、そうなる前に一度、5円玉を取り出して、意外な「見かけの大きさ」を測ってみませんか。ちなみに今年残りの満月は、9月5日、10月4日、11月3日、そして12月2日です。寒くなるので野外活動の際は風邪を引かないように十分気をつけて。

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