春日井市が主催する「地域をささえる人づくり講座」に人間関係学科の学生が参加しました。
この講座は、区や町内会、自治会の役員のなり手がない、後継者が育たないといった問題を抱える団体が近年増加する中、継続的かつ安定的に地域活動が展開されるよう、地域リーダーの育成を支援するため企画されたものです。「地域社会論」の講義などを担当する谷口(人間関係学科)は、平成25年度から実施されているこの講座で講師を務めています。
平成30年2月24日(土)に文化フォーラム春日井で開催された講座では、参加した春日井市民のみなさんに地域活動のあり方について考えてもらうため、グループごとに住民活動を分類したり、それらの活動を仕分けすることについて話し合いました。
その際、谷口ゼミの学生たちが、グループワークを進行する市役所職員のサポート役を務め、参加市民の意見を傾聴してメモをとったり、グループのワークシートを整理したりしました。授業では、文献を読み、資料を集めながら、自分が住んでいる地域を調査することで、地域のつながり(人間関係)をつくることの難しさや大切さを学んでいます。学生たちにとって今回の経験は、あらためて「暮らし」「家族」「福祉」「子育て」「高齢化」「地域」「行政」といった人間関係学部の学びのキーワードを再確認する機会となったようでした。