2019年10月24日(木)2限SW演習Ⅳ(手嶋雅史先生)の講義に、特定非営利活動法人 尾張東部権利擁護支援センターの住田敦子さんに来ていただきました。以前は「成年後見センター」という事業所名でしたが、10月より「権利擁護支援センター」という新しい名称に変わりました。成年後見制度とは、障がいや認知症などを理由に、判断の力が十分でない人たちの福祉を形にするための申請や手続きを行う、お金や権利を法的に正しく本人のために使う制度のことです。
住田さんには様々な事例をお話ししていただき、学生に「自分だったらどのように支援するか?」を考えて発表しました。そこで気が付いたのは、利用者さんのためにああしたほうがいい、こうしたほうがいいという意見は、すべて自分の価値観で考えていたということです。
「誰のための支援か?」ということを考えた時、成年後見人は利用者さんの価値観で考え、なおかつ利用者さんの不利益にならないように支援しなければなりません。その支援の難しさに気がついたようでした。実際の事例に触れて、より学びが深まったと思います。