11月21日(水)と28日(水)4限のケースメソッドⅣ(吉田あけみ先生担当)において、「身体表現による自己表現」と題した日本舞踊の授業を、五條美佳園先生と五條園美先生に実施していただきました。2回のお稽古で「花」を踊れるようになり、扇の扱いもうまくなりました。着物も何とか自分で着られるようになり、帯結びも上手になりました。
学生達は、身体表現による舞台芸術におけるチームワーク、コミュニケーション、他者への配慮の重要性などを群舞を体験することによって学ぶことができました。また、身体を使って自分を表現し、感情や情景を観客に伝えることの難しさ・楽しさも学びました。
11月10日土曜日に、文化情報学部棟・メディア棟にて、第三回椙山女学園大学ディべート大会が
開催されました。人間関係学部の学生、吉田あけみ教授と全国教室ディベート連盟東海支部のス
タッフの計42名でスマイルディベートを楽しみました。
午前中の入門講座では、ディベートとは何か、ディベートで培われる力等の解説を聴いたのち、大
会論題の「日本は加糖飲料水に税金を課すべきである。是か非か」のモデルディベートを聴き、フ
ローシートの書き方等を学びました。昼食をとりながら午後の試合の準備をワークシートを使って
実施し、午後は、それぞれのチームが肯定側と否定側の両方の試合を経験しました。
優勝・準優勝チームには記念品が贈呈されました。特にそろそろ卒業論文に取り掛からなければ
ならない三年生にとって、論理的な思考力の向上に大変役に立つ学びの一日となりました。
2018年11月8日㈭4限のソ―シャルワーク演習Ⅳ(手嶋雅史先生)の講義に、ゲスト講師として、NPO法人ピース・トレランスの代表理事である押富俊恵さんに来ていただきました。
押富さんは、重症筋無力症という障がいをお持ちで、電動車椅子と人工呼吸器を使用されています。重度障がい者でおられますが、とてもお元気で、NPO法人の代表としても精力的に活動されています。
今回の講義では、今の在宅生活につながるまでの様々なエピソードや、現在の生活について語っていただきました。
障がい者ご本人から話を聞くことができ、学生にとってはとても貴重な時間になったと思います。
同日、5限のソーシャルワーク論B(手嶋雅史先生)の講義にも、ゲスト講師をお招きし、
社会福祉法人あさみどりの会 わらび福祉会の園長 熊谷かの子さんに来ていただきました。社会福祉法人あさみどりの会は、「心身に障がいのある人とのかかわりを通して、ボランティアの心を育み、すべての人々がと共に良い人生を送れる社会づくりをおこなうこと」を理念とし、障がい児や障がい者、またそのご家族を支援しています。
実際に行っている支援についてのお話しや、この仕事のやりがいについても語っていただきました。学生さんにとって、障がい者の支援についての学びが、更に深まったのではないでしょうか。
2018年11月1日㈭ 4限に、ソーシャルワーク演習Ⅳの講義に、ゲスト講師として尾張東部成年後見センターの住田敦子さんに来ていただきました。
後見センターでは、判断能力が不十分な認知症の高齢者、知的障害、精神障害がある方の財産や権利を守るための支援をしています。
実際に住田さんが担当された、2つの事例をもとにお話しいただきました。
利用者さんご本人のための支援でなければいけないけれど、実際に支援していく中で、それがとても難しいことがあるという現実を話してくださいました。
また、3人のお子さんの育児と仕事を両立させている経験から、女性が働き続けるためのアドバイスもいただきました。
女性のライフスタイルが多様化する中、学生さんにとって、今後の自分のライフスタイルを考えていく上で、とても参考になったのではないでしょうか。
4限に引き続き、5限にソ―シャルワーク論Bの講義にもゲスト講師をお招きしました。
社会福祉法人愛光園が、大府市から委託を受けて運営している、大府市発達支援センター おひさまの施設長である東千恵子さんです。
おひさまでは、発達につまずきのある子どもたちに、遊びや訓練を通して、自立に必要な力を身につけられるよう支援しています。
この講義を受けた1年生は、児童福祉の分野に興味がある学生が多く、今回の講義では、実際の現場でのお話を聞くことができ、大変勉強になったのではないでしょうか。
また、こちらの講義でも、結婚・出産を経ても子育てと仕事を両立して、働き続けられたご自身の経験をお話ししてくださり、女性が働き続けるためのアドバイスもいただきました。ソーシャルワーク演習Ⅳの講義を受けた学生同様、自身の今後の将来を考えていくきっかけになったのではないかと思います。